アッシャー症候群との闘い!トップ > プロフィール > 境界型人格障害(境界例) |
境界型人格障害とは、Borderline Personality Disorder,略してBPD、ボーダーライン、境界性人格障害、境界例などとも呼ばれる。もともとは精神病と神経症の境界線上の、どちらともいえないケースを指していたが、最近では人格障害のひとつとして定義されている。境界型人格障害(境界例)の症状症状については、米国の診断基準(DSM-4)を挙げておく。 以下のうち5つ(またはそれ以上)で示される。
人格障害は精神病ではないという説もあるようだが、そもそも正常と異常の境界はハッキリしているのか?という疑問も・・・。 マトモなようで狂ってる、狂ってるようでマトモ。 ・・といったところか。 鬱病との違いちなみに、ひどい鬱(うつ)になることもあるが、本来の鬱病と境界型人格障害(境界例)の場合の鬱状態とはまた別もの。明らかに異なる点は、境界型人格障害(境界例)の鬱は、抗うつ剤が非常に効きにくい、あるいはまったく効果がない、ということ。さらに言えば、境界型人格障害(境界例)というのは、抗うつ剤に限らず、精神安定剤などの抗精神病薬全般が効きにくい、あるいはまったく効果がない、という傾向にある(経験的に)。 ・・・実に厄介なことである。 鬱病なら立派な精神病なので、障害者手帳やら障害者年金やら比較的とおりやすいが、人格障害の場合は精神病ではない?ので、非常に難しい(らしい)。 症状自体は同じ、いや、クスリが効かないうえ治る見込みも少ないという点からすればはるかに重症だと思うのだが、公的には鬱病よりもずっと軽くみられてしまう。 ・・・実に理不尽なことである。 境界型人格障害(境界例)の治療法うつ状態には抗うつ剤、精神錯乱には精神安定剤、不眠には睡眠薬、といった対症療法のみ。しかし上記にも述べたように薬は総じて効かない。仮に症状は改善されたとしても根本原因は改善されていないので、すぐまたくり返す。カウンセリングなどは相当な熟練カウンセラーでないと無理、というか危険。まず間違いなくカウンセラーに感情移入し、振り回してしまうことになる。 結局決め手になる治療法はないので、時間が解決してくれるのを待つしかない。年齢とともに丸くなり、社会との折り合いがつけられるようになる(とのこと)。まあ、丸くなるまで無事生きていられればの話だが。 |
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