悩まない病気

アッシャー症候群との闘い!トップ > コラム

少し前の話だが、テレビで「悩まない病気」を持つ人のことを取り上げていた。

「悩まない病気」を持つ彼女は、もともとは健常者だったが、事故による脳の障害のため、いつもニコニコ楽しそうにしている。

彼女自身、事故に遭う前よりも今の方が楽しく、今の自分の方が好きだと言っている。


医者によると、“先のことを予測する能力”が失われてしまったために、悩まなくなったのだろうとのこと。

人は本来、未来のことを思い、将来のことを考えるからこそ不安になり、悩むもの。

「何も悩まないで明るく笑っているのと、悩んでもそれを乗り越えて明るく笑っているのとでは違う」とも医者は言っていた。

医者の説明に彼女自身も納得し(?)、「悩むための治療」をはじめるという話だったのだが・・・・


確かに、笑顔の背後にあるものは違うかもしれないが、せっかく本人が楽しいと言っているのにわざわざ悩ませようだなんて、ずい分意地悪な話ではないか。

彼女の場合は(まだ結構若いし美人なのに)後遺症として身体障害もあり、普通の感覚なら、将来のことを悲観して自殺したくなってもおかしくないくらいだと思う。

もしかしたら、彼女の生存本能が、悩まなくなることで彼女自身を護っているのでは?・・とも思える。

医者の説明は論理的で正論ではあるが、現実を目の当たりにした中途障害者の苦悩の大きさを知らないんじゃないか?とツッコミたくなったのは、僕だけだろうか。


■あとがき

障害年金の改定通知が来ました。

なんと、受給額が下がっていました。年額にして5千円以上も。

物価が下がった分だけそれにあわせて下がったということのようだけど、生活費がそんなに安くなった実感はありません。

福祉関係の予算も年々削減され、障害者にはますます厳しい世の中になってきましたね・・・。

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